望月こはる先生の日記

2019-05-18

父のビギナーズラック

実家があった街には、
当時、宝くじ売り場が二か所ありました。

ある日、父親から電話があり
年末ジャンボを買いに行くので、
どちらの売り場が良いか?というのです。
一度買ってみたかった宝くじを
生まれて初めて買いに行くからには
縁起を担ごうと思ったみたいです。

一か所の売り場が
父親にとって吉方位になっていました。
伝えた通り、時間も合わせて買いに行ったそうです。

で、結果は当選しました!
何千円とか、言っていました(笑)。

すごい!ちゃんと当たったじゃない!!
と私は自慢げに言いましたが
父の反応は特になし。

そして、父が宝くじを買ったのは、
どうやらその一回だけ。
私の占いで一等が当たらなかったからと、
後日母が言っていました。

そっか、当たると思ってたんだ・・・。
私は父親からの信用をすっかり無くしました(笑)。
でもまあ、良かったです。それで。

一等が当たるまで!と意地になられたら、
そちらの方が、私としてはまいります。

凝り性で趣味人の父でしたが
宝くじにはそれほどの関心はなかったのでしょう。

今となっては、帰らぬ両親ですが
時々、こうやって
思い出し笑いのネタを送ってくれるので、
向こうではヒマなのかもしれません(笑)。

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